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米山、建築と出会う！

長野工業高校建築科を卒業した私は、建築の何たらかも知らず地元の大手ゼネコンに就職しました。当時はまだ高度成長期の末期で、人手不足が続いていました。就職した後座学での教育期間が終わり、工事現場での研修が始まりました。それで私たちがした事といえば、一輪車に土砂をスコップで載せそれを延々と運び出す。また1本15㎏もある鉄パイプを2本づつ担ぎ、資材だらけで歩く間もないところを一日中運び出すといった作業をしました。
建築というのは大変な仕事だとそのとき初めて気づきました。体がガタガタになりました。未だにその時の後遺症が出ます。「お前たちは安い労働力だ」というようなことを面と向かって言う上司のひともいました。でも、せっかく建築を志して始めたばかり、何とか乗り切り、その後めちゃくちゃ頑張りました。途中であきらめず続けたおかげで、たくさんの大型工事の現場管理をさせていただきました。そして工事が完成した時の何ともいえない達成感を何度も味わうことができました。

経験、病気...

若い頃、大型ビルやホテル工事の
現場監督をしていました。
そのころの写真です。ん～若い！

私は、早く一人前になりたくて一生懸命がんばりました。
休みは一か月のうち、第一と第三の日曜日のみ。その貴重な休みも、仕事の都合でなくなることがたまにありました。
そんな中で楽しみだったのは、夜仕事が終わってから、スタッフみんなで飲みに出たり、仕事の合間に車で海に行ったり、山に行ったりしたことでした。そのうちに一人で大きな現場を任せられるようになりました。そんな中無理がたたり、腰を痛め全く動くことができなくなってしまいました。
配置替えがあり、「やっとこれからというときに...」と、くやしくてくやしくて...。

家族、思い...

それでも、目標だった二級建築士・一級建築士の資格を順調に取得することができました。そしてこんな大変な仕事をしている私を、一番理解説してくれる奥さんとめぐりあうことができ、すでに独立してしまった子供たちも、奥さんのおかげで理解してくれています。それがなければこの仕事を続けることができませんでした。みんなに感謝しています。
その後、職場の中で配置転換がありました。役員に請われて異動したわけです。肩書も取締役になりました。そこで6年くらい頑張って形を作ってきましたが、目指す方向や人生観に違和感を感じ始め、独立することを決めました。しかし、それまで経験させていただいたことが大変役に立ち、いまでは感謝の気持ちでいっぱいです。

休みのときやOFFには何をしていますか？

うちの奥さんに言わせると、私はいつもじっとしていない、まるで止まると死んでしまう「マグロ」のようだと....。お客様のリフォーム工事をさせていただいておりますと、できるだけ早く完成して、少しでも早く元の暮らしに戻してあげたいといつも思っています。なので、休みは日曜日だけときめています。ですから日曜日になるとやることや、したいことがたくさんあるのです。
家族のことや家のことでしなければいけないこと。町内の用事があれば済ませ、子供たちのために必要なこと、近所の方や親戚の方の困りごとがあれば行ってあげる････とあげればきりがありません。しかし毎週々それをやっているわけではありませんが...。
好きなそば打ちをしたりうどんも打ったりします。猫の額ほどの家庭菜園をしたり、花を作ったりとやりたいことが山ほどあります。

今後の夢は何ですか...。

私の奥さんや子供たちが、私と話していると元気になると言ってくれます。そんな私の思いを、みなさんとわかち合いたい。
私たちは、長い間修行をしてきて手に入れてきた、今持っている技術を最大限に使い、それも長野のためにリフォームという仕事を通して。そして私たちとリフォームを通して絆を持たせていただいたすべての方が、豊かで幸せになることを目指しています。
たくさんの方と出会い、多くの喜びや元気を分かち合いたい。光洋リフォームのスタッフはみんな、そんな思いで毎日飛び回っています。