長野市 リノベーションリフォーム M様

複合リフォーム概要

住所

長野県長野市

工期

90日間

工事費用

1,000万円

複合リフォーム内容

ホームページよりお問い合わせいただきました。同一敷地に離れの建物があり、倉庫の様な感じで、あまり使われていませんでした。住居として使うにはは不備が有り、全面的なリフォームが必要とのことでリノベーションリフォームとなりました。


複合リフォームされたM様との出会い

はじめは一本の電話からでした。M様は県外で仕事しながら生活をしており、長野市内には生まれ育った実家があり、お母屋にはご子息夫婦が生活しているとの事でした。『離れがあり、リタイヤ後はその離で好きなことをしながら孫達とゆっくりと暮らしたいので、一度話を聞いてほしい』とホームページより問合せをいただいたのが初めての出会いでした。

M様のリフォームについてのお悩み

離れは2階に10畳の和室が有るのですが、トイレやキッチンの設備がなく、住居として使用でる状態ではありませんでした。また、息子達夫婦や孫に遠慮しながら同居するのではなく、お互いに気を使わないで生活できるように、離れをリフォームして好きな事をしながらゆっくりと生活出来る場所が欲しいと思っていました。

『光洋リフォーム』からのご提案

初めてお会いしたときも、神奈川県から予定を合わせてお越し頂きました。現地を見ながらM様の要望を聞きながら、話をさせていただきました。その後も何度か打ち合わせをさせていただき、小さいお孫さんもいらっしゃるので使用する建材や仕上げ材は自然の材料をする、天然素材でリフォームすることになりその中でも、出来るだけ県内産の材木を利用するリフォームを提案させていただきました・


複合リフォーム施工前

25年ほど前に建てられた離れですが、納戸の様な使われ方でした。母屋は立派な建物でそちらはご子息夫婦が生活をおしています。 ほとんど使用していなかったので、中は綺麗なのですが生活するにはトイレやキッチンがありませんでした。 2階の和室です。寝るだけは可能ですがお話を聞くと、断熱材など入っていないので冬場は寒くて居れないそうです。


複合リフォーム施工中

解体作業中です。主要の構造材を残し、ほぼ撤去です。間取りが変わるので、大掛かりな解体工事です。 2階も天井と床、内壁を全て解体してしまいます。
柱と梁と屋根が残っているだけで、殆ど解体してしまいました。
車庫だった場所はリビングになるので、布基礎を増設します。他にも間仕切りになるところにも、布基礎を増設します。
布基礎の上に土台を入れアンカーボルトで固定していきます。使いしも新たにセットします。 キッチンやトイレになる箇所は、設備業者が床下配管を終わらせて床の下地を組んでいきます。 根太の間に床用の断熱材を入れ、床の下地合板を張っていきます。
2階の床根太も全て入れ替えて、床の断熱材を根太の間に入れていきます。 元々有った筋交いですが、補強金物も無かったので新しく筋交いプレートを入れ補強します。 壁の下地もほぼ完成。しっかり断熱材を充填していきます。サッシも断熱サッシに入れ替えます。
電気工事もほぼ新築と同じで、配線は全て新規になります。 1階の寝室ですが、既存の梁は化粧材で包み化粧梁を新しく付けます。天井は長野県産の唐松の羽目板を使用します。 玄関の庇を設けました。柱と桁と野地板は県産材の檜と唐松を使用しています。
リビングの小上がりになる場所です。柱を抜いたので、梁補強をします。梁材も材木屋に無理を言って唐松材を用意しました。 寝室ですが壁のボード以外は、天然素材を使用しています。腰も板張りにしたのですが唐松の羽目板です。塗装も天然オイルふきです。 2階の和室ですが、天井は布クロスと杉板の張り分けにしています。壁の仕上げもボードの上の仕上げは塗り壁で仕上げます。
外廻りでは左官屋さんにモルタルを塗ってもらいます。サッシは全て入れ替えてますので部分的な補修になります。 下塗りが終わり、完全に乾燥させてから仕上げをかけます。 玄関のアプローチですが、既存の敷石を利用したりして、土間を打ちます。
砕石で高さ調整をして、ワイヤーメッシュを並べてコンクリートを打つ準備をします。 一輪車で生コンを奥から押し開けて、均らしていきます。 天気が良いので、コンクリートの水引も早いです。養生期間をとって、型枠をバラします・
外部の塗装ですが、新しくモルタルで仕上げた箇所は仕上がりも違うので、既存の仕上げに合わせてリシンを吹き付けます。 リシンが吹き終わり、乾燥させてから中塗りをします。仕上げまで入れると、塗装工事だけで4工程です。 ローラーでシリコン塗料で仕上げていきます。リシン、アンダーフィーラー、シリコン塗料の2回塗りです。
中では、内装工事の仕上げに入ります。ボードのジョイントやビス穴はパテで下地を作ります。 今回は材料にこだわり、クロスを貼る部分は全て布クロスです。ノリもでんぷん糊です。 天井のクロスを貼っていきます。布クロスの場合は、ビニールクロスと違い貼る手間もかかります。
小上がりの壁は塗り壁で仕上げます。塗り壁も天然素材の材料を使用しています。 2階の和室も、塗り壁で仕上げます。2階の和室は左官が仕上がったあと、アクセントで裾張りをする予定です。 中はほぼ完成です。あとは養生を剥いで、クリーニングをすれば完成です。
最後に下水管の取り出しをします。道路を掘削して、排水管を接続します。深さは1.5m程掘ります。 廻りの土が崩れないように、矢板を入れながら施工をしていきます。 取り出しが終わり、砕石を何度も転圧して埋めていきます。あとはアスファルトで復旧します。


複合リフォーム施工後

完成です。新しい証明を付け、庇も新たに造りました。しっかりと板金施工をしてあります。塗装もきれいに塗れています。 夜になるとこんな感じの証明になります。 二階の和室は大壁で作られ、珪藻土の壁で仕上げてあります。アクセントで裾張りをしてみました。
リビングダイニングです。小上がりでご子息とゆっくりとお酒を飲んだり、お孫さんと遊ぶ様です。 1階の寝室です。床もナラの無垢フローリングです。カウンターでは本を読んだり、趣味の絵を描いたりできるように広く造ってあります。 トイレと洗面台です。洗面台はご子息のオリジナル作品です。器用ですね。


複合リフォームされたお客様の声

仕事をリタイヤして、故郷の長野で息子と孫と賑やかな生活をしています。孫もまだ小さいので材料も自然の物を多く使ってもらっているので、安心して孫と遊んだりできます。この4月から長野に引っ越してきて生活を始めています。時間もあるので、自然を堪能したり趣味の絵を描いたり、本を読んだりしながら楽しんでいます。


光洋リフォーム担当者からのメッセージ

今回リノベーションリフォームをさせていただき、ありがとうございました。M様が遠方から、打ち合わせの度にこちらに来ていただいて申し訳なかったです。打ち合わせの中で、基本的な計画だけ打ち合わせさせていただき、細部の仕上げやイメージなどお聞きして後はこちらの提案で決めさせていただいたのが殆どでした。
完成してから冬を越して、4月から長野で生活をされている様です。先日お邪魔した時には、M様は不在でお会いできなかったのですがまた、近いうちに感想を聞きにお邪魔したいと思っています。今回は大工の棟梁に、難し細工をお願いしたのですが完璧に仕上げていただいたので、良い作品が出来上がりました。
ありがとうございました。

光洋 長野市