山ノ内町 Y様邸 和室自然素材リフォーム施工事例

和室自然素材リフォーム概要

住所

長野県下高井郡山ノ内町

工期

20日間

工事費用

140万円

和室自然素材リフォーム内容

8帖和室と広縁が有りましたが、使われておらず物置代わりにして有りました。8帖のうち2坪に洗面脱衣と浴室を設け、残りのスペースは物入れと6帖の和室にするリフォームを行いました。
こちらの提案で、出来る限り自然の素材を取り入れリフォームをさせていただきました。


和室自然素材リフォームされたY様との出会い

Y様のリフォームについてのお悩み

8帖+広縁付きの和室があるのですが、数年物置のようにしか使っておらずその部屋の不要な物を整理して有効活用したい。
昔からの温泉地で、各地区ごとに共同浴場があるために家を建てた時に浴室を造らなかったので、現在でも共同浴室を使用していて寒い冬など不便に感じていた。2階がご子息の寝室になっていたのですがこの和室をリフォームして、寝室と浴室を設けたいとの事でした。

『光洋リフォーム』からのご提案

何度か打ち合わせをさせていただいて、寝室は洋室よりも畳のある和室の方が落ち着くとご子息の話でしたので、和室にするのであれば自然の素材を生かして柔らかいイメージの部屋にしましょうと進めさせていただきました。お話の中で、予算の範囲内で「自然素材リフォーム」に出来るなら「細かい部分に関してはお任せします」とおっしゃっていただいたので、今回は私の趣向でリフォームをさせていただけました。


和室自然素材リフォーム施工前

不要な荷物を処分して、さっぱりとしました。
荷物がなくなると、初めて見させていただいた時よりかなり広く感じます。
この部分は今度、洗面脱衣と浴室になるスペースです。 天袋などが有り収納は出来るのですが、不要な物をしまいこんでしまい入れっぱなしになってしまうことが多く感じます。


和室自然素材リフォーム施工中

天井を先ずは解体して行きます。長年のすすや土ぼこりで写真も白くなってしまうほどです。間仕切りは土壁なので特にすごい誇りになります。 解体が終わり何も無くなった状況です。束石等はしっかりと据えつけてあるので、再利用します。 土台や柱の根元、基礎の入隅などシロアリが上がった形跡が無いかを細かくチェックします。
 新しく間仕切りになるところに、新設で布基礎を設けます。まずは位置をだしてベースコンクリートを打つ段取りです。 砕石を均しよく転圧をかけて、鉄筋を組んでいきます。地盤はしっかりとしています。 立ち上がりの型枠を組んで、まっすぐになるように糸を張りながら通りをみていきます。後はコンクリートを型枠に流し込んでいきます。
     
 いよいよ大工工事が始まります。
基準となる高さを見ながら、土台を入れていきます。
 廊下の高さを基準として、バリアフリーにします。土台と大引きはシロアリにも強い桧材を使用します。  下地が組み終わった状態です。後は根太の間に床用の断熱材を敷き込んでいきます。
     
 床の下地合板が張り終わって、細かくビスで止めていきます。奥の床を張っていない場所はユニットバスを設置します。  新しき間仕切りになるところに、柱と筋交いを入れ補強金物で接続して強度を上げます。少しずつ形になっていきます。 天井を張りはじめる段階です。今回は私の好みで設計させて頂いたのですが、中間に桧の化粧梁を入れるようにしました。
     
 天井の下地が組み終わって、断熱材を敷き込んだ状態です。16Kgの断熱材ですので、以前とは熱効率が違うと思います。  6帖の両脇は石膏ボードを張りますが、梁と梁の間はまた違う材料を張り雰囲気を変えます。 中間は杉の羽目板を張るようにしました。赤みのある物と白をバランスよく張っていきます。自然の木目が綺麗です。
     
 天井が張り終わり、壁の下地をしていきます。ここまでで大工工事は7割方終わった感じです。後は細かい造作をします。  廊下からの入り口と、押入れと並んで洋服タンスの造作をしています。ここに枠を入れて、物入れなど造作をしてほぼ終わります。  大工工事の最後になります。壁の石膏ボードですが、細かくビスを止めていきます。下地がしっかりしていないと内装の仕上げが上手くいきません。
     
 内装工事です。クロスですが今回は天井のクロスも、ビニールクロスではなく布クロスを貼ります。仕上げ材は全て自然素材になります。  壁の仕上げ材です。塗り壁になりますが下地材と仕上げ材も、自然素材です。調湿効果も持ち合わせています。  先ずはボードの継ぎ目はひびが入らないように、ジョイントテープを張り下塗り材を全面に塗っていきます。
下地材が完全に乾いたら、仕上げ材を塗っていきます。コテのムラが出やすい材料なので、難しいのです。 中の仕上げが終わったので、外部の仕上げになります。外は雪が少し積もっています。あと少しで終わりです。 既存の仕上げにあわせて仕上げていきます。
腰壁はミュールコートですので、色合いだけ合わせます。


和室自然素材リフォーム施工後

入り口と物入れの建具を吊り込み、完成です。壁も薄いオリーブ色を選んだので全体的に明るい和室に成りました。 畳も入れたばかりで、井草の匂いがします。最近は和室を設けなく成りましたので、久しぶりに畳に寝転びましたが気持ちよかったです。 和室の入り口部分です。以前は暗い廊下でしたが、洗面脱衣室の建具をガラス入りにしたのでそこからの光も入るようになりました。


和室自然素材リフォームされたお客様の声

使わなくなって数年間、物置の様になっていて物を処分するにも捨てきれずになっていました。広縁もある和室も良かったのですが、冬場は雪が多く寒い地域なので広くても、逆に寒く自然と使わなくなってしまいます。今回は寝室として考えていたので、6帖で丁度良い広さに成りました。窓も断熱サッシになったし、考えていた程部屋が暗くならなかったので良かったと思います。
壁材も「カオリンの壁」をすすめられて選びました。吸湿性及び消臭性がある材料なので安心して部屋を使えます。やはり天然の材料は味が有って面白いです。


光洋リフォーム担当者からのメッセージ

今回のリフォームは私の好みを所々に入れさせてもらいました。
和室は材木を出来るだけ仕上げ材に使い、柔らかいイメージで考え天井は全面羽目板を張ると少しうるさくなってしまうので、化粧で梁をいれ布クロスとで貼りわけをしています。
梁材も無節の材木では無く、逆に節のある桧材を使用しています。羽目板の材料だと思いますが、部屋を窓を閉めておくと材木の香りがしますします。
壁材は塗り壁で自然素材の物です。好き嫌いは有ると思いますが、健康面を考えるなら出来るだけ自然の素材を取り入れたリフォームをご提案したいと思います。

光洋 長野市