長野市 内装リフォーム Y様邸

リフォーム概要

リフォーム施工箇所

玄関吹き抜け天井塞ぎ

工費

¥200,000

工期

7日間

内容

どこの家でもよくある問題だと思います。
廊下が寒い、暖房をしてもみんな上の階に熱が行ってしまうなんて事。
お父さんの退院が急に決まり、帰ってこられるとのこと
『伊藤さん、早く何とかして!』 と言うことで
大急ぎで材料手配をして、すぐに着工!
見た目も綺麗なY様邸、下手なことは出来ないため、前々から、寒さ対策こうしませんか?と提案はしていたのですが、突然その日がやってきました。

リフォーム施工前

廊下から見上げた吹き抜けです。
2階の窓から昼間の明かりが差し込んでいます。
この明かりを無くすことは出来ません。
築30年の家、回りの造作材はラワンを使っています。今は希少価値の高価な材料になってしまいすぐには間に合わないので、一番似ているメルサワを使用。 和室の廻り縁を取り付ける仕口の現場加工です。さすが腕の良い太一師匠!わずか1時間足らずで加工してしまいましたが、この技術解ってもらえるでしょうか?

リフォーム施工中

ノミで加工する溝も、ただ突き払ってしまうのでは無く、もし木が乾燥して縮んでも隙間が出来ないように工夫されているのです。 これなら解るでしょうか?
小穴(溝)の断面です、差し込み穴を斜めにすることで、隙間が空かないように工夫されています。
こちらが、オスの仕口です。
四方まわるので、オスメスの仕口が4カ所づつ合計8カ所。これを一時間足らずで加工してしまうんですからスゴイ!
塗装工事
一服の後、現場に組み込みます。
釘で留めなくても落ちないくらい、ピッタリちょいきつめの加工、さすがです。
中桟を入れ木工事は終了。
下に垂れても良いように、完全養生をします。
回りの仕上げに合わせて色をつけます。
オイルステイン塗装です。浸透製の木部着色保護塗料です。

リフォーム施工後

それが終わるとワーロンの取付です。
アクリル板に和紙模様のワーロン紙を張りつけてあり、明かりも通るので高級感があります。
さあ、完成です。ガラスよりも高めの値段のワーロンですが、割れにくく、万が一割れても安全です、
高級旅館に行ったような雰囲気になりました。
2階から、下を見たところです。
隙間もなく、1階の空気は上に登って来ません。


担当者orお客様から一言


しばらくしてから伺うと、
『伊藤さんホントありがとう、暖かくてよかった!助かるよ』
とお父さん、本当によかったですね!

こうした方がいいですよとご提案していたのですが、いざとなると なかなか手をつけられずにいた内玄関、廊下回りの寒さ対策。
暖かい部屋から、トイレに行くのに通る寒い廊下は、身体にとって大問題。急激な温度変化は、血管の収縮を引き起こし取り返しの付かないことになりかねません。
何より、毎日使っている自分がその寒さを一番実感しているんじゃないでしょうか。でも本当によかった。毎日あたたかな家でお過ごし下さい。
まだ寒いですが、もうすぐ3月 春が待ち遠しいですね。




光洋 長野市