長野市 屋根瓦葺き替えリフォーム Y様邸

屋根瓦葺き替えリフォーム概要

住所

長野県長野市

工期

20日間

工事費用

3,500,000円

屋根瓦リフォーム内容

約40年前に新築された時のままの瓦。
その当時はやっていた瓦の色なのか、ご近所の屋根瓦は皆さび色の茶色の瓦。せっかく直すのですから、今回はいぶし銀の和瓦にして欲しいとの事。棟も大屋根は10段積みに・・・やっぱり、落ち着きというか、威厳というか、風格がでて、グッと引き締まりました。


屋根瓦リフォームされたY様との出会い

工事を担当した伊藤も社長の米山も同様のお付き合いをさせてもらっていました。
もうかれこれ、20年以上のお付き合いになります。もともと大工さんで、今でも現役で頑張っています。ここ10年ほどは一緒の仕事をした事がなく、久しぶりに現場で顔を合わせましたが、年齢には見えないほどのバイタリティーが有ります。
お客様は、以前TOTOリモデルクラブ主催の夏祭りで、お神楽の奉納をしていただいた時の保存会々長さんです。それ以来、ちょくちょく顔を合わせることが多くなり、今回の屋根葺き替えリフォームをさせていただきました。

Y様のリフォームについてのお悩み

築40年以上も経ち、仕事柄メンテナンスの時期が来ているのは、解っていたとの事でした。そろそろリフォームと思っていたのですが、諸事情があり手が付けられませんでした。今年こそはと考え、思い切ってリフォームしようと決心したとの事でした。

『光洋リフォーム』からのご提案

建物が大きいので、バランスの良い大棟が必要と思い、屋根瓦はオーソドックスないぶし銀にしませんか!
大棟は2階は10段積み、1階は8段積みにして迫力有る外観にしましょう! 他に鬼瓦も選定させていただき採用していただきました。


Y様邸屋根瓦リフォーム施工前

赤さび色の瓦、棟は低いし、瓦屋根なんだけど、スチールアングルの雪止めでした。 瓦屋根の上にはベランダが据え受けられていて、窓もまだ木製建具の窓でした。 お隣さんの屋根も、同じ色の瓦なのです。
同時期に建てられてたご近所様、皆同じ色の瓦でした。


Y様邸屋根瓦リフォーム施工中

まずは瓦下地のチェック、吹き替えるにも下地の状況も確認しておかなければなりません。
お施主様は、今も現役の大工です。実際に屋根に登られて、ご自分でもチェック。
いよいよ瓦の撤去からです。
まずは2階の大屋根部分から瓦をおろします。
瓦を剥ぎ取ると、あちこちに雀の巣の後が有ります。昔のやり方だとどうしても雀が入ってしまいますが、今回はきっちり雀除けも入れますので、巣はかけないと思います。
瓦をおろして、掃き掃除をして、その上からゴムアスルーフィングを敷きます。
従来のアスファルトルーフィングよりも、丈夫で長持ちします。
その上から、瓦桟を打ち付けます。ゴム系ですので釘穴も密着して湿気の進入を防ぎます。 荷揚げ用のはしごをかけ、新しい瓦を屋根に運び上げます。
平瓦の荷揚げ終了、各場所に配って行きます。 平面を並べ終えると、今度は棟瓦の積込です。
積込用のセメントは、プレミックスの白セメント。
漆喰の剥がれ落ちの心配がありません。
これなんだか解りますか? きれいですよね!
木肌葺きと言って、野地板の上に張りこの上に瓦を敷き並べます。今で言うルーフィングの代わり、防水シートと言う事です。
大屋根の鬼瓦を乗せたところです。
梅雨のさなか、久しぶりの青空です。
鼻先の万十瓦。
これが落ちると偉い事です!一枚一枚しっかりと留めていきます。
鼻先の瓦を留める釘です。
抜けないように逆目が付いていたり、片方を引っ掛けて瓦を固定するように、工夫されているんですね。
まず最初に鬼瓦を留めます。
錆びてしまわないように、銅線の針金に、ステンレスの釘を使います。
次に、棟を積んでいきます。 幾重にも積み重ねて行きます。
最後に紐丸瓦を乗せて完成です。 Y様も立派に積まれた棟瓦を見て、上機嫌。
ありがとうございます。
玄関屋根の瓦積みです。
役物同士の重なり合いで、面積の割にはお金もかかってしまいますが、それが瓦の見せ所なのす。


Y様邸屋根瓦リフォーム施工後

屋根を見上げたときの鬼瓦。とっても威厳があります。これが日本人の感性、これぞ日本、和風かなって思う瞬間ですね。 銀黒の瓦と、高くてどっしりとした棟瓦。風格があり、格好いいです。 玄関も、威風堂々の仕上がりになりました。


屋根瓦リフォームされたY様の喜びの声

家が立派に見えるな!棟も高くなって、う~ん立派、やって良かった。あのころは流行で赤さび色の瓦を選んでしまったけれど、やっぱり瓦はいぶし銀の瓦がいちばんだな。と言ったきり、じーっと我が家を見つめていました。

ありがとうございましたとお礼を言うと。

本当にありがとう、やって良かった。瓦屋さんも丁寧な仕事してくれたし、これで一安心。本当に新築になったようだな。


光洋リフォーム担当者からのメッセージ

工事を担当した伊藤です。
棟も多く、増築もされているので、いろいろな取り合いがあり、新築とは違い結構面倒な作業でした。
リフォームですので、長年の家の傾きや、垂れ下がりという部分も含めて、直しながら積んでいく作業。面倒な部分が多くて手間がかかります。瓦屋さんの長年の経験と実績が無ければこうはいきませんでした。
それと工事中、お茶やお菓子などいろいろ出して頂き、職人共々いっぷくの時にいろいろなお話をさせて頂き、とても気持ちよく仕事が出来た事が一番だったと思います。何はともあれ、本当に立派になってよかった、大工さんの口から出た、ありがとうは重みがあります。
本当にありがとうございました。

光洋 長野市